袋詰めロボット特徴説明

「袋詰ロボット」及び「自動計数式袋詰包装機」についての特長説明

当社の給袋方式について
・給袋式(市販のポリ袋などを袋ケースから取りだし、開口、熱シールまで行う)方式を主流に生産しております。他社には3方シール式、チューブ式、カンガルー式などがありますが、それぞれ長所、短所があり、選定の上で最も重要です。

当社の給袋方式の特長
・弊社の特長は非常にコンパクトで安価です。袋開口後も自由な空間が多く、嵩減らしや余分な袋中の空気抜きなどの機構取り付けができ、御社に最適な仕様の構築が可能です。特に30ミクロン程度の薄いポリ袋でも安定して作動します。理由は「金属製2段式ヘッド」(PAT)を採用しており、一般的なゴムヘッドと比較して安定度は抜群です。袋の保持方法も軽いものには金属製2段吸着ヘッドで保持しますが、重量物に対してジョウゴロック機構や爪ロック機構などがあります。

 金属製2段式吸着ヘッド
PE袋30ミクロンの薄い袋から安定してご使用頂けます。この金属製2段ヘッドとは、両側の吸着穴を独立させ、コーナーから大気の吸い込みにより真空圧力低下による作動不良を防止させます。袋の保持力は袋幅により変化しますが100㌘~300㌘まで可能です。軽量ワークに対して最小限の動きで高速動作に最適です。

能力
NSR1(1ステーション)=袋幅100㎜程度で毎分6袋(7袋)
NSR2(2ステーション)=袋幅100㎜程度で毎分10袋(12袋)
( )は冷却時間が短いラミネート袋の能力です。

 
 ジョウゴロック機構
袋が開口、ジョウゴが下降した時点でシュートに袋を機械的に押しつけ、袋の落下を防止する機構が「ジョウゴロック機構」(PAT)です。ワーク投入時の落差による衝撃で袋の落下防止に耐えることができます。ワーク投入後、ジョウゴ上昇、熱シールの時は重量受けで袋の落下を防止します。

能力
上記、金属製2段式ヘッドに1サイクル1秒程度加算されます。

 
 爪ロック機構
重量物(1500㌘以上)では「爪ロック機構」があります。
袋開口後には常時、爪で袋の両端を掴んでおり、熱シールなどのシワの発生が皆無なことと、爪ロックし、ジョウゴが袋へ入った時点で真空ラインを止めることができ、省エネです。
ワークにもよりますが、爪ロック機構+ジョウゴロック機構+重量受け機構の併用により3㎏以上も可能です。

能力
袋幅200㎜程度で毎分4袋程度
袋幅300㎜程度で毎分3.5袋程度の能力です。